まいめる です。
読書シリーズ第2弾です。
今回も
「クーンツ作品」
ですが
前回ご紹介した
「ミスター・マーダー」
以上に
”お勧め”
したい作品。
街角インタビューで
「好きな小説は何?」
って聞かれたら
間違いなくNo.1。。。
まいめる 的には
一番好きな本です。
なんで
No.1作品から紹介しないんだよ?
って怒らないでくださいね(^^;;
「ミスター・マーダー」も
とってもいい作品だし
とっても面白いので
好きな本って事に変わりはないし
実際
”クーンツ作品のツートップ”
と言っても過言ではないのです。
(まいめる 的に、ですよ...)
たまたま
「ミスター・マーダー」を
読み始めたところだったので
記事にしやすかっただけなのです...
そんな
ツートップと言いながら
実は
No.1のお気に入り作品がこちら。
『ウォッチャーズ』上・下
原題:WATCHERS
著者:Dean R. Koontz
出版:文春文庫
状況:絶盤?
ー上巻裏書から引用ー
森で拾ったその犬には、
なにか知性のようなものが、
意志に似たものが感じられた。
孤独な中年男のトラヴィスは
犬に<アインシュタイン>と名を与え、
半信半疑の対話を試みる。
徐々にわかってくる信じがたい事実。
それにしても、
犬は何を警戒しているのだろう。
繁みの陰に、暗闇の奥に、
なにか恐るべき”もの”がひそんでいるのか!?
ー引用ここまでー
本の表紙と
裏書きから
もう察しがつくと思いますが
『犬』
が重要なポジションを占める作品。
ゴールデン・レトリーヴァーです。
犬に「知性」がある?
ありますよねぇ。。。
犬に「意志」がある??
ありますよねぇぇ。。。
身近に犬がいる人にとっては
何も不思議な事ではありません。
特に
何年も一緒に暮らしていれば
ちゃんと
「コミュニケーション」
もとれるし。
そもそも
”森で拾った”
という裏書の表現も
本文とは少々違ってると言うか
トラヴィスは
森で出会った犬に”助けられて”
“一緒に”逃げて来たんですよね...
確かにその後
車に乗せて
連れて帰ってるから
”拾った”と言えなくもないけれど...
っと!!!
微妙に裏書批判しながら
ちょっと
「ネタバレ」
しちゃってる!?!?
裏書って
書店で本を選ぶときには
参考にしますけれど
買ってからのその後は
”全く”読まないので
今、改めて
じっくり読んでみると
気になる部分が目について。。。
なんて
いつまでも
裏書イジリしている場合じゃないし
紹介紹介っ!
この作品タイトルの
『ウォッチャーズ』
某ヒーローズとか
某アベンジャーズの仲間ではありません。
あれ?
でも
そう遠からず...なのかな(^^;;;
物語が進むうちに
明らかになりますが
とってもピッタリ!
「ジャストフィット」
なタイトルだと思います。
クーンツ作品の特徴であり
この物語の「キモ」でもある
愛すべき”善”と
キワモノ”悪”の対決
苦悩を抱えて生きる男女が
『犬』
と出会ったことで
心を開いていく過程
そして
脇役もいいキャラで
保安官とレムのやりとりとか
老弁護士の活躍とか。。。
もう
読みどころ満載です!
特に
心に強く残るのは
”悪”でありながらも
”善”を求めて
”善”を憎んで
自分を”悪”にした全てと
自分自身を憎んで
そうすることしか出来ない
かわいそうな存在のこと。
『おれの目をえぐりだせ』
って
(+へ+)(;へ;)(*へ*)
です。。。
それから
”悪”から逃げる途中
トラヴィス達の会話の
『ぼくは行くべきだ』
ってところも
(+へ+)(;へ;)(*へ*)(¥へ¥)(@へ@)
なんと言うか。。。
エモーショナルなんです......
先に紹介した
「ミスター・マーダー」
よりも
ホラー要素は強いかもしれませんが
読んでみる価値はあります!
ドキドキしながら楽しんでください。
犬が好きって人も
そうでもないよって人も
「クーンツの犬」
を気に入ってもらえるんじゃないかなぁ...
ちなみに...
この作品も古いものなので
もしかしたら「絶盤」かもしれません。
新品は”在庫次第”って可能性も。。。
古本屋さんなら
ほぼ確実にあると思いますので
「犬を拾う」ところまででも
試し読みしてみてください(^^;;
それでは、また。。。